Making of Libido
「Libido」制作記カラー編

第1回:『ウルトラCGマスターガイド ☆ 君もデジタルアーチスト!! 』

だから…ウソや云うてるでしょ。

原稿

通常、漫画を一本描き上げるまでには

「お話しを考える」→「プロットを書く」→「ネーム(絵コンテ)をきる」
→「下描き」→「ペン入れ」→「仕上げ」

…と云ったような流れで作業を進めますが 今回ご紹介する部分(ページ)はデジタル…しかもカラーと云う事で、下描き以降 の作業が少し(いや かなり…)変わってきます。

日記のコーナーでも自慢げに書いていたのでご存じの方も多いとは思いますが、 このカラーページの背景は、3-DCG によって描かれています。 人物を描く前に、これを作らなければならない訳です。 しんど〜〜。

それから、ネームの出来如何によっては「下描き」の前に「没を食らう」と云う 工程が入ることもありますが、今回は省略します。


STEP1:モデリング作業。

3-Dモデルの制作には Shade Professional R1 と云うソフトを使用します。
ネームを見ながら、必要な小道具、大道具などを書き出し、ひとつひとつ丁寧に 正確に、時には大胆に…半ベソをかきながらモデリングして行きます。

作業画面

モデリング作業中。ぐちゃぐちゃ。

主人公「田中くん」の部屋(6畳間和室OB)は「Libido」第1話で作った物の 使い回しです。この辺は3-DCGならではの利点と云えますね。(ちなみに和室OBとは、和室オンボロ…の略です。←必要ないですか。)

三面図

「田中くんの部屋」三面図。(右上はカメラから見たアングルを表示している。)


部屋レンダリング画像

西側(入り口側)の壁を外して見た部屋。まるでドラマのセット。

小道具に関しても「Libido」第1話で作った物は できる限り使い回します。
第2話で追加モデリングしたのは、主に「油絵の道具」です。 他には

パイプいす
パイプいす。

なんてのも 有りましたっけか。(笑)


「こんな説明じゃ良く解らん!」…と云う方もいらっしゃるでしょうが、
ここで モデリング等に関する話を詳しく始めてしまうと、それだけで もう1コーナー
出来てしまいます。


…という訳で作ってみました。(笑)
「もっと詳しく見た〜い。」もしくは「3-DCG …って何?」と云う方はこちら。



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